【感想・万引き依存症】誰だって万引き依存症になる可能性がある

【感想・万引き依存症】誰だって万引き依存症になる可能性があるのアイキャッチ書評

万引きをどうしてしてしまうのだろうか?それがこの本を最初に読んだ理由です。私は万引きをする人はどんな人達なのか知りたいとも思っていました。読む前はなんか遠い存在のような感覚だった万引き実行犯でした。

しかし、読んだらどうして自分だけが万引きをしないでいられるのかと思い始めました。この本を読んだ良かったことは万引きが誰にでも起こりうることであり、そのための予防法を知ることができたことです。

万引きをしないためにどうすればいいのか?を知りたいなら読んだ損はないは一冊です。

読む前:万引きなんてするわけない

この本を読む前は万引きをする人間は何か特殊な人がやるものだと思い込んでいました。金髪ピアス、入れ墨をそいたいる人、恵まれない幼児体験をした人・・・

どうして万引きなんてするのだろうか?私は絶対にしないと。

自分とは違う人が万引きをすると考えていました。しかし、この考えは違いました。

気付き:万引きは誰だってやってしまう可能性がある

万引きをする人は責任が強く、真面目な人に多いことをしりました。そして、ストレスを対処する能力が乏しいので、万引きに依存してしまうのです。

万引きをする人がどんなストレスを抱えているのか?本書ではこんな感じでした。

  1. 夫から節約しろと言われて、できないで万引きしてしまう妻
  2. 母親の教育方針に反対して、困らせてやろうと万引きする娘、息子
  3. 長年の妻が亡くなってしまい、孤独感から万引きする夫
  4. 引っ越し先の環境に馴染めず、誰にも相談できない孤独感から万引きする妻
  5. 自分のことも顧みずにギャンブル三昧で妻には節約しろという夫への怒りから万引きする妻
  6. 高齢者介護で家族が誰も手伝わない怒りから万引きした妻

私が記憶している限りではこんな感じでどこの家庭でも起こりうることだと思います。私だって将来なるかもしれません。きっかけは配偶者や家族でのトラブルから万引きを始めてしまいます。

これ以外にもストレスを感じている人は多くいるでしょう。家族から収入が少ないことを言われる旦那、定職に就けと言われるニート、この先こんな稼ぎでやっているのか不安に思う人・・・。

日本はストレスで自殺する人が多くいるので、ストレスを抱え込みやすいのかもしれません。ではそのストレスがどうして万引きとなってしまうのかはそこに店があるからです。

日用品を買うスーパーが良い例で妻は家族に料理を作ります。料理を作るためには材料を買います。その材料を買う時に、旦那から節約しろと言われてことが頭から離れません。

もしかしたら、仕事ばかりしていて家庭を顧みない夫も悪い、節約しろと言うだけで家のことを協力してくれない駄目夫と、頭の中でそんな言葉を重ねているでしょう。

私も買い物をしたことがあります。しかし、イライラして買い物はしたことがないのであまり健全な買い物と言えないでしょう。

そのストレスから逃れたい一心で万引きをしてしまいます。万引きは犯罪です。万引きをした人はそれをわかっています。

万引きすると家族に通報されます。家族は万引きをしたことに驚きます。誰だって驚くでしょう、私もその1人です。

万引きは犯罪なので刑務所にも行く可能性、裁判に行く可能性、警察に行く可能性、家族に問い詰められる可能性、その後の就職、キャリア形成で損をする可能性が高いです。

下手したら離婚や縁を切られる可能性だってあります。

しかし、万引きをした人を捕まえられないとどんどんその行動がエスカレートします。何故ってリスクが万引きに対するスリルを高めるからです。

リスクが高いほど、その問題を解決した時の気分は高揚します。難しい問題を解いた時に解けた時の爽快感に近いでしょう。

そのリスクを解決するためにスキルも向上します。万引きならいかにばれないで実行するかです。

自分でも最初は犯罪行為をしていることを責める気持ちがあってもそれはなくなってしまいます。それはドーパミンが関係していて、どんどんその行為が過剰になってしまいます。万引きする商品の額や量がどんどん大きくなります。

認知の歪みも発生し、万引きしている自分を正当化します。盗みやすい陳列にしている店が悪い、店内を歩かないスタッフが悪いなどなど。

確かにスタッフが見回りをあまりしない店もあるでしょう。しかし、そのことが万引きをしていい理由にはなりません。万引き依存症になっている人はそのことにも認めないようになっています。

ちょっと長くなってしまいましたのでまとめます。

万引きしてしまう過程
  1. 万引きはストレスがきっかけで始める。
  2. 万引きは近くの店でやろうとすればできてしまう
  3. したら、その行為に依存してしまい、万引きがエスカレートする
    (ハイリスクハイリターンと錯覚する、スキルの向上、認知の歪み、ドーパミン)

私はこの一連のきっかけと依存がエスカレートする行為を知って、自分も万引き依存症になる可能性があるなと気付きました。

まず、最初のストレスです。ストレスはなるべく対処しようとしています。しかし、家族に病気になれば当然介護をする可能性も考えます。普段元気だった日常と比較すれば介護することがストレスになるでしょう。

私に家には近くにコンビニがあります。近くでなくとも車があるので店に行けます。介護ストレスから万引きをする可能性だってあります。

では、どうすればいいのか自分なりに考えてみました。

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実際にどうするの:ストレスとの上手い付き合い方

まず、ストレスとの付き合い方です。ストレスを解決するにはストレスコーピングが必要と本書では書いてありました。

「ストレスコーピング」とは、日常生活においてストレスを感じた時に、そのストレスとどれだけ上手く折り合う技術、つまりストレス対処法です。

ストレスを感じたら、人間誰でも色んな対処をします。

旅行する、ゲームをする、家族と話す、家電品を見に行く、音楽を聴く、公園で過ごす、海を見る、釣りをする、読書をする、映画を見る、テレビを見る、飲み屋に行く、悩みを相談する、ブログを書く、日記を書く、文句を言う、忘れる、運動するなどなど。

誰でもひとつくらいはしています。これをどんどん増やすのが良いと私は判断しました。万引き依存症になってしまう人はストレスを解消するために万引きという行為だけに手を染めてしまいます。

今はストレス社会だと言われる世の中なので、自分から積極的に趣味を増やすことでストレスから発生する犯罪を予防しようとしています。

あと、共感性です。盗んだから当然ですがお店側に損害が出ます。警察へ万引き犯がどうやって盗んだのかを報告して、万引き実行犯へ聞いたり、万引きをした時に書かせる書類もあります。

そのために本来仕事をするべきだった作業は止めるので、仕事への支障が出ます。心理的にもかなり疲れるでしょう。高校生が万引きしたなら、家族だけでなく学校の先生もその生徒をどうしたらいいか不安になるでしょう。

売上にどれだけ響くのか、教師なら受け持ちの生徒が万引きをしてしまったことで職場にいる気まずさなど想像すれば万引きをしたい気分になります。

自分の家族にも迷惑をかけるだけでなく店のスタッフ、学校の先生にも迷惑をかけます。始末書を1分書いて終わりではなく、万引きをしたことで1時間以上も対応に追われるようになることもあります。

それを考えたら私は万引きをしようとは思えません。

最後に:何故悪いとわかっていたのに、やってしまうのかを知ることが大事

万引きはやってはいけない。それは誰でもわかっています。万引きをしろと言われても私はしません。

しかし、世の中には万引きをし続ける人がいます。その人は普通に育った人達です。何故その普通の人達が万引き依存症になってしまったのかを知ることで万引きをしない予防ができます。

以上です、読んでくれてありがとうございます。

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