【感想:子どものための哲学対話】人生の疑問を考えるきっかけになる本

子供のためのと書かれています。しかし、大人になっても全然読める本です。いや哲学にあまり興味のない人なら読んだ方がいいです。

デカルト、ルソーとか知らなくても、人生の疑問について考えてみようと思える本だからです。

悪いことが良くなる

私は犯罪行為は悪いことだと考えています。人に暴力をふるったり、盗みをする、麻薬を利用など。

しかし、本書では悪いことが良いことになる状況もありえると書いてありました。

多くの人が、麻薬をすごくほしがっていて、いま持っている麻薬を取りあげられたくない、と思っているときには、どんどん麻薬を与える人が善い人で、麻薬をとりあげるような人は悪い人だ、ってことになるね?

子どものための哲学対話21ページより引用

麻薬が欲しい人が周りに多くいた場合、みんなが欲しがっている薬を配るのは悪いことなのでしょうかね?たぶんもらった人は薬をもらって喜びます。

麻薬は依存症で一瞬ならいいけど、もらった人は長い間苦しむはずです。暴力はいけないことです。しかし、いじめをふるって皆から喜ばれる人もいます。暴力団などで力を見せるために、暴力をふるうことで評価されます。

当たり前ですけど、私は暴力が嫌いです。コンビニの店員が怒って、客を殴ったら私は困ります。

外国のアメリカでは銃を持つことが当然で日本では銃を持つのは違法です。この本の読んで思ったことは善悪の基準はその時の状況、環境に左右されることです。

なんにもしないでいることは難しい

何もしないでいることはとても難しいです。息をしている、排泄をする、食事をする、寝るなどの生理活動は除くと、運動をしない、TVも見ない、ゲームもしない、PCを操作しない、本を読まないでいることです。

なにもしないでいることで年収500万円を貰えるという契約を結んだとしても私は無理です。実際に1日を過ごすと何かしています。仕事やゲームをして時間を潰すことってなにもしないでいることの対処法なのではと思ってしまいます。

今はなにかしないとお金に困ります。税金を払えないと電気は止まる、保険もなくなる、図書館も利用できない、水を利用できないで生活苦になってしまうからです。

じゃあ、税金を払わないで国からのサービスを受けられるようになったら、なにもしないでいるのかなと考えました。ここからは想像ですけど、私は多くの人はなにかしていると思います。

今は無料で多くのことができるのでネットゲーム、TV鑑賞、読書、音楽など趣味に時間を費やすでしょう。生理活動だけの生活を送れる人は非常に少ないはずです。

やってみるとわかりますけど、3時間なにもしないでいることなんて私には無理です。20分が限界です。

生きるとは何だろうね?遊ぶためなのかな?

本書では何のために生きているのかの問いに対して人間は遊ぶために生きていると述べます。

遊ぶとは自分のしたいことをして「楽しむ」ことさ。その時やっていることの中だけで完全に満ち足りている状態のことだよ。

子どものための哲学対話13ページより引用

自分のしたいことを楽しみことだと書いてあります。野球選手が野球をして熱中している状態やゲーマーがゲームを一生懸命している状態かもしれません。

何かに熱中していることがお金を生み出す行動でもないでしょう。母親が生まれてきた赤ん坊に夢中になっているのも同じです。

みんな遊ぶ時間を過ごすために生きる人と言えそうです。しかし、世の中には人生に失望している人もいます。地元の良い学校に進学したけど失敗して今無職の人は挫折感で心がいっぱいでしょう。

そんな時に「自分のしたいことを楽しむ」と言われても、全く心は晴れません。

私の考えを言います。「生きるとはなんだろう?」という疑問ははるか昔から誰でも思い浮かべるといです。私は本書にある遊ぶために生きていると答えにはある程度納得できます。

今は無職ですけど、仕事をしていた時は家に帰って本を読んだり、ブログを書く行動を楽しんでいて、自分にとって遊んでいる時間だからです。今も同様です。

ただ、したいことがわからない時に楽しむことはできません。時間を潰すためにゲームを4時間以上しています。就活をするといって、ハロワまで行くふりをして本屋で時間を潰して家庭での居場所を嘘をついてまでいる私が楽しむことができたとは思えませんね。

たぶん今は遊べている状態に近いので、自分にある程度満足してます。収入まったくないけど。どうすんだろうね。まあ、なんとかなるでしょう。

絶対にいつでも満足できる答えってないのかなと思っています。何かがきっかけで何故生きるのだろうと考える時が結構あります。その度に悩んで、自分にとって満足できる答えを探します。

また、悩んだからまた探すの繰り返しになるのが10年後、20年後の私なのかと考えています。もしかしたら、交通事故で入院したら死生観も変わるかもしれませんね。

生きるとはなんだろう?永遠に答えの出ない疑問です。普遍的な答えは出ません。しかし、自分なりにその時、その状況に応じた限定的な答えはなんとか出せるでしょう。

答えがでないと割り切れたら、悩むことはありません。しかし、私は割り切れないので、悩んでしまいます。

まとめ:結局わからない

人間は遊ぶために生きている!その通りかもしれない。しかし、違うような気もします。この本を読んだらなんとなく満足のいく答えは出せます。しかし、わかったような気がするだけでもいいと私は思います。

人生についてそれぞれの人が多くの悩みを持っています。みんなが100%満足できる、かつどんなことにも答えられる質問があったらそれこそおかしいです。

この本を読んで、悩んで自分なりの答えがその時に出せるようになれる自分でいいのかなと思えただけで私は読んで良かったと思えます。

 

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