オスマン帝国を学んで良かったこと

オスマン帝国のことを勉強して色々なことを知った。日本だけでなく多くの国のことを知ることで、世界を知ることが出来る。

昔勢力を築いた帝国のことを知ると世界史のことがわかる。全部ではないけどね。

日本とトルコは仲が良いけど、トルコを治めていたオスマン帝国は日本とかなり違う。文明の十字路で興亡の歴史を繰り広げたオスマン帝国のことを知って良かったことを書く。

トルコ人の国ではない

現在のトルコ共和国はオスマン帝国の歴史を肯定的に捉えている。オスマン帝国の支配者層はトルコ人のみだったと誤解する人も多そうだ。というのもオスマン帝国に興味がなかった私が偉そうに言えることではないけど。

私ぐらいの年代だとオスマン帝国を昔はオスマン=トルコと教科書に書いてあった世代である。オスマン=トルコと聞けばトルコ人が支配した国だと思う。

というより学校で勉強していることはそうだった。

しかし、オスマン帝国はトルコ人のみが支配した国ではない。そして、イスラム教の出身のみで支配された国でもない。

オスマン帝国はキリスト教徒であっても登用した。出身地はバルカン半島の人もいて、帝国の高いポストについたりもした。

オスマン帝国というと、イスラム教、もしくはヨーロッパの国にとってまるで一枚岩のようなイスラム帝国のように勘違いしている。私もそうだった。

しかし、オスマン帝国は支配地から人種、宗教を問わず幅広い人材登用をした。その中にはキリスト教徒の人もいた。

バルカン半島の人達はトルコ人ではない。だからトルコ人のみが支配した国ではない。日本に住んでいると、島国なので政権が人種が雑多なことに違和感を覚えるかもしれないけど、案外よくあることである。

というよりナショナリズムだと今の人種が昔の帝国の支配者であり、当時にかつてあった帝国のの後継者だと言って統治の正統性を身に付ける。

しかし、オスマン帝国は今こうあるべきだと私の感覚を破壊して、昔はこうだったよと言うことを教えてくれた帝国である。

そんなことをオスマン帝国を学ぶとわかる。

現在の領土を統一してから攻めていない

秀吉が唐入りを計画した時、天下は統一されていた。日本での勢力を拡大して、次は海の向こう側へ。

天下統一の秀吉ではないけど、武田信玄、織田信長だって地元をしっかり治めてから他国へ攻める。現在の国内を盤石にして、他国へ干渉をする。そんなふうに思っていた。私はオスマン帝国を学ぶ前は。

しかし、オスマン帝国は違った。現在のトルコ共和国の国境を治めるのは建国から100年以上過ぎてからだ。

最初に攻め込んだのはバルカン半島だった。私はびっくりした。アナトリアを統一してからてっきりキリスト教の勢力へ進出したと思っていたからだ。

しかもトルコの東の側には遊牧民が多くいて、なかなかオスマン帝国に従うことはなかった。ということはトルコ人同士で争っていたのだ。

ヨーロッパに深く攻め込んだ過去がある

世界史を勉強するとどうしてもヨーロッパの国が強いと思ってしまう。現在に近くなればなるほどヨーロッパの凄さに圧倒される。日本もヨーロッパ文明を取り入れた過去がある。

そうするといつの時代もヨーロッパが強かったと錯覚してしまう。しかし、ヨーロッパに脅威であった国がオスマン帝国であった。

オスマン帝国はオーストリアの首都、当時はハプスブルク帝国の帝都ウィーンを包囲した。しかも包囲して終わりでなくハンガリーを支配下に治めていた。

ハンガリーを治めていたということはヨーロッパ世界に深く攻め込んでいたわけだ。バルカン半島を越えて、ウィーンまで包囲した。

ヨーロッパが現代に与えた影響は大きい。私もその影響下にいる。しかし、いつでもどこでもヨーロッパが強かったわけではない。

今に生きていると昔あったことをそのまま見る難しさを教えてくれる。そして、色んなものの見方を教わる。

オスマン帝国はそんなことを教えてくれる。

600年間文明の十字路で続いた帝国

オスマン帝国の治めた地域は文明の十字路と言われるほど、色んな文化がある。トルコだけでなく、シリア、レバノン、ギリシャ、エジプトなどは古代文明から続く長い歴史がある地域だ。

オスマン帝国が治める前はアケメネス朝ペルシア、ローマ帝国、ビザンティン帝国、ウマイヤ朝、マムルーク朝などなど。

東地中海は昔からの海運が栄え、多くの都市も生まれた。消費地として文明も栄えた。しかし文明の十字路と言えば、聞こえはいいけどそれだけ多くの争いも起きる。

オスマン帝国は多くのことを経験しつつも、男系が途絶えることなく600年以上続いた。はっきり言って奇跡的である。

オスマン帝国は多くの国境を抱えて、その国境はほとんど陸続きであった。日本と違って、海に囲まれているわけではない。

オスマン帝国はいつまでも強かったわけではない。拡大一辺倒ではなくしっかりと統治できるシステムも作った。ヨーロッパ、ロシア、ナショナリズムの波に飲み込まれて領土は縮小した。

オスマン帝国は文明の十字路で栄光の道、衰退の道も歩んだ。オスマン帝国を知ると、オスマン帝国だけでなくオスマン帝国と関わりのある勢力、地域を知ることができる。

まとめ:オスマン帝国は面白い

どこに国、帝国もそうだけども学んでみると色々面白い。どこに国ではいいので、学んでみる。

せっかくオスマン帝国のことを学んでみたので、今後オスマン帝国の記事をどんどん書く計画です。

 

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