モンゴル帝国を理解するならこの映像と本だ

モンゴル帝国というと、やはり野蛮であるとか残虐という印象を持っている人が多いかもしれません。私もモンゴル帝国のことを勉強する前はその1人でした。

蒙古襲来で散々酷いことをしまくって鬼のような存在とね。

しかし、勉強してみるとこのイメージが結構崩れます。13世紀にチンギスが作ったモンゴル。ユーラシア規模のネットワークを作り上げたモンゴル時代について学ばないと世界史の流れに大きな穴が出来てしまいます。

遊牧民なんてみんな野蛮とか思わずに遊牧民の社会、歴史について考える上で是非勉強して欲しいです。

それではモンゴルについて私がオススメする本、映像を紹介します。私は基本的に同じ作者の本や映像をまとめて利用するスタイルなので、作者ごとにまとめます。

岡田夫妻(岡田英弘、宮脇淳子)の作品がオススメ

モンゴルといえば馬と羊で遊牧をしています。日本にいると遊牧生活に対して理解しにくいです。今のモンゴルのことだけだと、国境を越えたユーラシア全土で活動した遊牧民のことが理解できません。

遊牧民の生活やモンゴルがユーラシア東部でどのような活動を知るには岡田英弘さんの本を私は勧めます。研究者としても有名だったのでNHKの番組にも関わっています。

動画NHKスペシャル 大モンゴル

放送されたのは1992年。編集に係わったの遊牧民モンゴルの第1人者の岡田英弘氏です。放送された時期が古いが内容は今でも斬新的です。

当時はVHSなので見るなら図書館を利用した方がいいでしょう。

 

岡田英弘著作集2

岡田氏は著作集を出しています。著作集とは講演や今までに出した本をまとめた本です。言っている内容が重なっていてくどくなってしまうのが特徴です。しかし、初めて読む時はこのくどさがとても役立ちます。

同じ内容を違う表現や違う視点から説明されると記憶しやすいので、著作集から本は読んでみましょう。あまりにも内容が多すぎてわからんというならこの1冊がオススメ。

岡田英弘氏の著作集を読んだらの奥さんである宮脇氏の本もオススメです。

杉山正明

こちらもモンゴル帝国の研究で有名な人です。

文明の道

文明の道に関わっていたのでまずはこの映像を見てからだとモンゴルがユーラシア規模の交易をしたことが理解できます。その交易のネットワークが多くのモノを動かすが、ペストがユーラシア全土に広がった原因でもあります。

モンゴル帝国興亡史

この本はモンゴルがどうやって拡大したのかについて書かれています。モンゴル帝国はもう滅びたので、今ある国家はこの遊牧帝国をことさら悪く書きます。

「やれ、野蛮な連中に支配されて大変だった」

「力だけの遊牧民で統治力がなかった後進国の象徴」

特に攻められると私も含めて、こんなふうに思ってしまうわけです。じゃあどうやってあんな帝国になって、広いユーラシアを統治可能だったのかを検証している本です。

 

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