私は図書館を通じて、読書習慣を身に付けました。図書館には1週間に1回は行くのが常の図書館常連の私が図書館のメリットについて語ります。
図書館と本屋を比較して、良いポイントをあげていきたいです。図書館は読書が苦手、本がなかなか読めない人にこそ利用して欲しいのです。
無料で利用可能
図書館といえば、なんといっても無料で本が読めることです。当然なことですけど、本当に無料の威力はすごいです。
私が利用している高崎市立図書館は、本を1回に10冊。CD、DVDは5個借りることができます。レンタル屋さんで本やCD、DVDを借りると有料ですけど図書館ならタダ。
無料でいいのはなんといっても心理的に楽なことです。金を出して本を読んでも、気合に反して本が読めないと気分が落ち込みます。せっかく買ったのに本が読めなかったよという気分は最悪です。

俺の金が!ラーメン1杯の金が!もう嫌だ、寝る!

無料なら金の心配事はなくなるよ。
私は1回の借り出しで本を10冊、CD、DVDを5個借ります。ネットや店で買うことを想定すると以下のようになります。
1冊500円の本を10冊買うと5000円。500円のCD、DVDを5個買うと2500円です。計7500円です。う~ん2週間だとしても月間15000円です。
まあ図書館ならタダなわけでもちろん無料です。厳密にいえば税金なのでもう払っている状態ですけど。無料で本が読める。CDも無料で聞ける。DVDも無料で視聴可能。
読書好きだけでなく音楽、映画が好きな人も利用してほしいものです。
新聞も雑誌もタダ
図書館って本が無料で読めるだけではありません。新聞も雑誌も週刊誌もタダです。本屋に置いてある雑誌すらタダ。しかも最新情報が図書館に行くだけで読めます。
新聞を何社も取っていたら経済的に辛いです。朝日、毎日、読売なんて3社も取り寄せていたら月間10000円の費用は痛いです。
しかも新聞って基本的に流し読みなのでコストのわりに合いません。新聞の親書の広告から読みたい本を知りたいのが主です。新聞を取るとゴミを出すのは面倒なので、読みたい新聞は図書館で読みます。

新聞社さんから文句が出るようなやり方だな。

公的機関が揃えてくれているので利用してしまえばいいのだ。新聞社の売り上げ?知らんがな。
図書館にいれば読み放題
図書館は本を読む場所です。立ち読みして注意されることもなければ、座って読める環境なので、いくら読んで注意されません。
これって素晴らしいことです。本屋やコンビニで長時間立ち読みをしていると店員に注意されます。座る場所がある本屋もあるけど、その場所は少ないものです。本屋で2時間以上も立ち読みしていたら、注意されます。
他人の視線があるのに、立ち読みで注意されるなんて恥ずかしいですよね。
しかし、図書館なら閉館時間までいくら読もうが座って読もうとも注意されません。むろん本にカバーがなければゴムもありません。読みたい放題です。
利用時間に料金発生なんてありえない場所です。漫画喫茶よりも本を読みまくれる場所が図書館です。
昔の本が簡単に探せる
本屋に行くと人気の本が多くあります。揃えている本はほとんど最新のものです。おそらく5年以上前に出版された本はあまりないでしょう。10年、20年前年になればもっと少ないはず。
あまり古い本ばかりあっても売れませんからね。あったとしてもイチイチ探しながらなので時間もかかります。
ただ、図書館に行けば本屋や古本屋にないものでもあります。本の検索もネットで簡単に可能です。私の実体験ですが、「モンゴル帝国の興亡」という本を私は探していました。しかし、本屋で30分探しても見つかりませんでした。
で、ネットで図書館を蔵書検索をしたら3分くらいで探せます。読みたい本が図書館にあるかどうかを探すなんて今の世の中とても簡単です。図書館の職員に聞く必要なんてないのです。
最初から図書館を利用していたら、ネットで検索するだけです。ネットから読みたい本を探す方法については以下のページをどうぞ。
期限があるので積読を防止できる
本を買ってしまうとそのまま読まないことがあります。金を払ったので、家で埃をかぶっていようが本棚に入れたままでもなんの問題はありません。積読がどんどん増えてしまう事態を防止できません。
一方、図書館の利用期限は2週間です。締切があると人は思わぬ力を発揮します。俗に言う火事場の馬鹿力です。
締め切りがあるとその日までどうやって本を読もうか計画を立てるわけです。自前で本を買ったらいつでも読めるので、本がどこにいっても大丈夫ですけど、図書館の本は貸出期限があるわけです。
2週間返さないでいると早く返すように催促の電話がかかってきます。ルールに従わないと図書館を利用できなくなります。ヤバイです。
本を借りたら、2週間以内に本を読むというサイクルが自然とできます。これはとても大事なことです。
「本を自由に読んでいいよ」といきなり言われても最初はできない場合があります。何故なら自分なりの目標を自由な環境で作るのはとても難しいからです。一体どのくらいのペースで読めるのかわからない人が読書のペース配分を把握するのは難しいと言えます。
1冊の本を読むのは1時間、1週間、1か月でも構いません。そしてその期間内に読めなくても誰からも注意されません。一体何日間がいいのか自分で考えてもわからなくなります。学校でも自分で日程を組むことはほとんどしなかったでしょう。
学校の宿題も夏休みに終えるように日程を組みます。勝手に締切日を設定してくれてます。図書館も一緒で2週間と設定してくれてます。
まずはこの期間内でどれだけ本が読めるのか試してみるといいでしょう。
同じ作者の本がまとめて読める
本屋では基本的に話題になっている本と新しい本が多いです。売れない本を置いていたら倒産してしまうからね。
本屋さんで同じ作者の本がまとめてある場合なんてほとんどないのが実情。しかし、図書館なら同じ作者の本が多くあります。
例えば好きな作者の本を5冊くらい借りたい場合なら絶対に図書館を利用した方がいいです。
図書館なら在庫状況を見て、読みたい本があるならまとめて借りればいいのです。人気のある本ならなかなか借りることは難しいけど、マイナーな作者ならまとめて借りることができます。
気になる作者がいるなら、まずは図書館でその作者を調べてみましょう。
私は同じ作者の本をまとめて読むことを著者読みと読んでいます。その著者読みと図書館とは相性はバツグンです。

色んなものが置いてある
図書館というとお堅い本しかないイメージしかないかもしれません。まあ、確かにエロ本はありませんけど、スポーツ、ライトノベル、アニメの小説、漫画も置いてあります。
分野もとても幅広く揃えてあります。私が利用する図書館の検索分野一覧です。
これだけの分野があるのも驚きです。しかも初心者でも読める入門書も多く取り揃えているのが図書館の強みです。子供や学生を対象にした本がいっぱいあります。
分野も多く揃えており、入門書もあるので読書のきっかけになる本と出合えます。