本屋や図書館に行くと本の量に圧倒されてしまいます。いったいどれから読んでいいのかわからないと思うことは誰にでもあるはずです。
どの本を選んでいいのか迷う場合は同じ作者の本を読むのがベストです。馴染みのない分野やまだ読書に対して苦手意識のある人なら尚更同じ作者の本を読むことをオススメします。
違う作者を読みまくるのは違う人と話してばかりのと一緒でその人達の意見がよくわかりません。聖徳太子のように理解できないなら、基本的に1人の意見を理解してから次の意見を聞いた方が理解できる可能性が高いです。
読書も人と話を聞いて、情報収集をする点では似ているので同じ作者の本を読んでみましょう。
読んで欲しい人同じ作者を読む方法を知りたい
一気に読んだ内容を理解したい
その方法を教えます。
同じ作者を読むメリット
「読書をしなさい」と言われてもどうやって読むのだろうと疑問に思うでしょう。読書の仕方は全く教わらないのでわからないのは当然です。
私がオススメするのは同じ作者を読みことです。この方法が個人的にはベストだと実感しています。
読み方としては簡単な本から難しそうな本とどんどんレベルを上げて読書しましょう。
何故簡単な本から読んだ方がいいのかというと作者の個性が薄まっているからです。図解やイラストを用いる本はその分野の初心者や子供向けに書かれる本なので、中立的で優しい文章になっています。
逆に難しい本は作者の価値感が強く出ます。個性も強くなり、文章が読みにくくなります。読む層もレベルを高めに設定してあるため、専門用語をあまり説明しないことも多いです。
というわけで最初は簡単な本から攻略してましょう。
そして次の本を読み時もわからない場所があったり、気になる場所があったら最初の本に読み返します。わからない場所の見つけた方は知らない単語が出た場所を調べる、同じ内容を説明している場所です。
その時同じ文章を読んだにも拘らず、違うことを思う時があります。理解が深まる時もあります。
何故かというと、同じでも違う表現や言葉、単語で説明されると違う印象を受けるからです。同じ風景を色んな視点(海から、空から、山)から見ることで違う印象を受ける時も違います。
同じことを言うのは当然です。いきなり違うことを言ったら世間の信用がガタ落ちなので、同じ作者の本を多く読むことでその作者の言いたいことがわかります。今読んでいる本だけでなく本全体を通した主張がわかると更にいいです。
あと専門単語にも見慣れるのも大きなメリットです。またこの話ねと思うならその時点で知識が向上したというサインと言えます。
同じ作者を読み込むことには多くのメリットがあります。
メリット
- わからない単語がわかるようになる
- 作者の言いたいことがわかる
- わからなくなっても、また理解した最初の本から読み直す
コツコツわかることで地道にどんどん読書のレベルが上がる努力の積み重ねが活きるスタイルです。
それでは同じ本を探す方法を今度は説明させてもらいます。
同じ作者の探し方はネットで検索
まずは同じ作者の本をamazonや図書館で調べてみましょう。そう言われても「作者の名前なんかわかんね」と指摘されてしまうかもしれません。その時は興味のある思いついた単語で検索してみてください。
色んな本がヒットすると思います。知らない作者がいっぱいモニターに現れますが、本の表紙を見てすぐにあなたが良さそうなだと思ったものを選んでください。
名前をクリックするとその作者の出版した本がどれだけあるのか表示されます。その選んだ人が出している本を読んでみましょう。
注意!本が1~2冊の人はとりあえず最初のうちは読まなくてとりあえずOKです。
上限は11冊以上です。10冊がおそらく図書館で借りられる上限だからです。
本がぴったり10冊でない場合はどうすればいいんだ?
10冊よりももっとある20冊以上本を出している作者の場合どうすればいいんだ?
という場合も説明します。
本の作者が10冊以下の場合
本が10冊以下の場合ならその作者の本を全部図書館から借りられます。全部借りちゃいましょう。
最初に読む本は簡単そうな本から徐々に難しい本にレベルアップさせることが大事です。この順番は基本です。
本の作者が11冊以上の場合
有名な人の場合だといっぱい本を多く出版しています。多い人だと200冊超えている人もいます。さすがに読書慣れしていない人に200冊も読むのは無理です。
というわけで上記の10冊以上です。しかし、これ以上の数の場合は読書の対象を絞っていきます。
具体的には同じ分野に分けていきましょう。
ここで例をあげます。歴史のことを書いている人が天才がいるといます。この人は世界史も日本史もどの時代のことも語学のことも政治のことも書きまくっていて、本の数が2000冊以上だとします。わかりやすい本から専門色の強い本も書いています。
この人の場合なら、世界史の本なら世界史から絞ってみましょう。それでも多いなら同じ地域から絞りましょう。10冊くらいになるまで絞りましょう。
この絞る作業をしないと大変なことになります。同じ作者を読みメリットがなくなってしまうからです。違う分野の本だと当然わからない単語のオンパレードです。簡単な本から読んでみても、またわからない単語に遭遇してしまい読む気が失せます。
本も違う分野ばかりだと最初に読んだ知識が次の読書に結びつきません。
あと、20年以上前の本は改題されていない場合、省いて問題ありません。何故なら出来の良い本の場合なら大抵新しいバージョンとして出版されます。それに最初の頃よりも後の方がわかりやすい場合が多いからです。
出版年月で括る時に外しやすいのが「最新研究」でという単語がフレーズがある場合です。もし最新研究でここまでわかったというタイトルがあったとします。しかし出版されたのが2000年だとしたらどうでしょうか?もう15年以上前のことですので、タイムリーな話題や最新というフレーズには気をつけましょう。
本当に最新の場合なら見る価値はあります。
最近では漫画や図解シリーズにしている場合もありますので、図解になったタイトルと一緒に読みのが一番なのでここの括りは外ませんね。
多くの本を出版している作者ならまずは分野を10冊程度に絞って読んでましょう。絞れない場合は図書館や本で立ち読みするしてどんな本なのか確認するのもひとつの手段かもしれません。
私が選び方をやってみます
まず私は睡眠に関して調べてみたいと思ったのでamazonで検索してみます。
1.睡眠というキーワードで検索
「寝ても寝ても疲れがとれない人のための スッキリした朝に変わる睡眠の本」という本がなんとなく気にいったので、作者である梶本 修身さんをクリック。
するとアマゾンのデータから14冊出版している人だと判明。まず見てみると省けるタイトルがありました。
2省く作業
「最新医学でスッキリ! 「体の疲れ」が消える本」とありますが、今は2018年なので5年前の最新ですので「これはいいや」となります。
「マンガでスッキリ!疲れを取るなら脳を休めなさい」という本があります。マンガなのでわかりやすい可能性は大です。これは選ぶべき1冊。ただ、「疲れを取るなら脳を休めなさい」という同じ内容の本がありませんね。
ただここからはもう絞れないので図書館で検索してみます。検索したら6冊ヒットしました。
「マンガでスッキリ!」は最初に読んでみます。読み終わったら、そしたら文章だけの本を読むという手順です。
まとめ
同じ作者を読む読書法がベスト。しかし、なかにはいっぱい本を出している作者もいます。まずは数を10冊程度に絞ってから簡単な本から難しい本を読んでみましょう。