犯罪は人が起こす行動です。普通に生きていれば盗みや殺人や放火はやりません。ニュース等で事件を見ておかしい人なのねと他人事だと私は思う時もあります。
しかし、犯罪者は同じ人間です。自分が加害者にならないためにもどうして事件を起こしてしまったのか考える必要もあると私は思っています。
なので犯罪、事件に関する本を紹介させてもらいます。
犯罪学大図鑑
この本はこんな感じです
- 犯罪の歴史を古今東西から集めて分類してまとめ本。
- ひとつの犯罪者、集団を章ごとにイラストを用いて説明している。この本をきっかけに興味のある事件に興味や知識が広く揃えられる本。
俺たちに明日はないのボニーとクライドに関する説明があったり、色んな事件のことをまとめまくっています。世界中でどんな犯罪が起こっていたのかを知るきっかけになる本です。
○○に関する本についてまとめます。
相模原事件とヘイトクライム
この本はこんな感じです
- 相模原事件を通して障害者に関して考えることになるきっかけを与えてくれる本。
- わずか100ページあまりの内容で簡単に読める本。
相模原事件に関して最初に思ったことは障害者を殺すなんてひどい事件だなと。被告は頭のおかしい人じゃないかと思ったものです。しかし、事件の奥底には優生思想や障害者に対する社会意識が流れていることを本書で読んで知りました。
どうして障害者を殺すまでに被告が至ってしまったかを考えることで自分の中にある障害者に対する意識と向き合うことができる本です。
秋葉原事件ー加藤智大の軌跡
この本はこんな感じです
- 秋葉原事件を起こした加藤智大の生い立ちから事件を起こすまでを書いた本。
- 事件に巻き込まれてしまう可能性があったので、文章はスラスラよめた本。イラストや図解はない。
この秋葉原事件については私は興味があったので読みました。両親からの厳しい躾、家庭崩壊、カッとなってしまう性格、友達がいたことなど加藤被告についてよく知ることができました。
いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件
この本はこんな感じです
- 闇サイトで知り合った3人の男が関係のない女性を拉致、殺害した事件に書かれた本。
- ノンフィクション形式なのに、物語風にしているので心が揺さぶられる本。
被告の3人が闇サイトで知り合って、行き当たりばったりで殺害をする過程が私には恐ろしく感じました。あっさりと殺害まで行ってしまう過程と人生を一生懸命生きた被害者との対比で軽い気持ちで凶行に移るページは印象的にしています。
無計画に犯罪をする人間が今もどこかに生きていることは事実だけど、なかなか恐ろしい現実だと受け入れるしかないと個人的には思えた本です。