子供の頃、学生の頃、誰でも学ぶ英語。得意な人も不得意な人もいます。私は英語の勉強そのものは好きだったのですが、今ではTOEICの試験受けたら400点取れないでしょうね。
今の時代は就活で英語があると面接で採用されやすいですし、海外旅行も昔と比較したらずいぶんお手軽にできるようになりました。
私は海外旅行をしようとして、英語の勉強でもしようと計画立てています。旅行前に英語の勉強でもすればいいかなと。
英語の勉強するには、TOEICのスコアを伸ばすのが憂鬱だったのですが、そんな不安な気持ちを吹っ飛ばしてくれる本がありました。
難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてくださいという本です。
伝えたいこと・人
- 私と同じように、海外旅行をする準備にTOEIC受けようと思っている人
- 英語の勉強って今すぐやる必要あるの?
- TOEICは英会話において有効な手段ではない
それでは、英語を勉強しようと思っている人は読んで見てください。
難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
TOEICは英会話に向いていない
この本を読んでビックリしたのはTOEICできても英会話ができないことです。9割稼いでも意味ないことが書かれています。
大きな企業に呼ばれて英語の研修に行くことがあって、そこに参加するTOEICが900点の社員に「Tell me about your job.(あなたの仕事について教えてください)とか簡単な質問をしても、「え~、あー」となって、ほとんど言葉を出せずに苦しそうにする人もいた。
64ページより引用
「え?900点でも駄目なんですか?まじかよ」と思いました。テストで100点中90点取れば合格ライン突破なのに。
けど指摘されてみたら、思い当たる節がありました。英検はあるのに、TOEICってスピーキングテストありませんよね。聞きとりと読みとりのテストですから。
しかも時間との闘いですから、大人になってまで大学受験の試験受けてるみたいで嫌になります。
英会話ができなくても、スコアが稼げてしまいます。そして、英語が話せる能力を磨こうという目的からどんどんと遠ざかってしまいます。
思い返せば、学校で私は英文法や英単語、英語長文をやっていました。意味はそれなりに出来ましたが、発音はさっぱりだったので、クラスで先生に差されるのが嫌だったという記憶が残ってます。
英語辞書の発音見ても、どうやって発音していいのかわかりませんでした。今もわかりません!
学校でも発音テストはなく、英語の試験って全部文法、英語長文しかテストされませんでした。いくら英語が話せても、学校の成績に反映されにくいので、英会話が上達するわけありませんよね。
そもそも、英語を勉強するのって外国人とコミュニケーションを取るためなのに、英文法、英語長文に偏りすぎです。それは著書も怒り心頭です。
日本の英語の試験は能力を測るために、マイナーな英語のパズルを解かせるから、学校や塾でも英語パズルの解き方を教えて、成績のいい人でも全然話せない人がたくさんいる。
(167ページより引用)
「私が受けていた英語学習では英会話できないじゃん」と今更この本を読んで遅れながら実感しました。子供は小さい頃に有利だと言うけど、大人になってからも語学の勉強はできるようです。
で?何故こんなに英会話ができないかとちょっと今からまとめます。
ここにタイトル
- 外国人、ネイティブが気にしないほどの時制、文法、単語を詰め込み式で勉強させる。
- 型にはまった正しい表現のみを教え込ませる。
- 英会話能力を評価しない
まったく困ったものです。こういった勉強を受けてしまったので、TOEICで英単語、英文法、英語長文を覚えても英会話の能力があまり上昇しませんよねと主張する著者の指摘に頭をハンマーで叩かれるほどの驚きです。
全く会話してないのだから、上がりようがないですよね。野球選手になりたいのに、野球実況アナウンサーになるようなものかな・・・。
とほほ。学生生活の英語勉強なんだったんでしょうね。
海外旅行英語のためにTOEICは必要ないね
私は英語勉強する目的として、海外旅行する時に必要かと思っていました。その思いは本書を読んで安心しました。というもの外国人訪問客ってどんな人だろうと考えるようになったからです。
そもそも海外旅行でやって来る日本人に外国人はネイティブ並の英語力は期待していません。それはそうだ。ハワイに遊びに行く日本人がペラペラ英語話すのは難しいそうです。
金髪の白人が最寄りの観光地を私に尋ねたとします。その時、要領の得ないよくわかんない日本語でも特に怒りません。
「え~。ココからエキまで教えて・・・ください、何分で着きますか~?」
たぶんその白人にその観光地の道を教えてあげるでしょう。
外国人観光客で溢れる町なら、それなりの英語力さえあれば問題ないようです。超難しい構文や表現を使用するまでもなく、シンプルな英語を使いましょう。
旅行ならTOの点数よりもいかに外国人と英会話するかかもしれませんね。私は観光地の旅行ができる英会話能力が欲しいのですが、海外で働いて英語バリバリのスーパーマンならTOEICやった方がいいかもしれませんね。まあ、大変そうですけど。
応用が効く英語を覚える
解決法としては本書ではDMMに代表されるオンライン英語教室に通うことをオススメしています。会話レベルとしては日常会話や自分の趣味の話なんでもいいようです。30
DMM英会話に登録する前に覚えようと思った表現がありました。応用の効く表現とDMM英会話をする時に役立ちそうです。
Would you~:お願いする時 I have a problem(with):困っている時 May I:許可を求める
May I have 名詞:名詞部分をお願い
Would you listen first,and tell me if you can understand my English?
(まず聞いていただけますか。そして自分の英語が通じたか教えてください)
海外旅行用の英会話コースとかもありそうなので、それを講師に伝えることで旅行するのも不安なさそうです。私は今のところ海外旅行する気がないので、登録しませんが。
日本の行きたい場所がなくなったら(いつだよ!)、オンライン英会話してみようかなと思ってます。
英単語、英文法の勉強ができることで英会話の向上に役立つのは事実でしょう。ただ、英会話するなら、得意な人と話すのがベストかつ近道なことは間違いありません。
DMM英会話ー本書で紹介されていた英会話教室。
DMM英会話3か月継続した効果!ー3ヶ月のDMM体験記が記されている。登録する際の参考に。
DMM英会話は本当に効果ある?会話力0の僕が3ヶ月やってみた結果ーこちらも同様にどうぞ。
日本の語学能力が低い理由
日本の学校で行われる英語の勉強って英会話に向いてないことが日本人の英語力が低いことの原因の1つでしょう。これは上の方で説明しましたよね。
もう1つは英会話能力を評価しないことです。学校の試験で英会話の試験ってありましたか?私は中学では教科書の暗誦だけで会話をしたことはありません。
会話は困った時に、とっさの判断で出せるようになることが大事です。どんな表現だが、わからないけど伝わるようにできる能力もそのひとつです。
私の記憶している限り学校でそんな試験受けてないんですよね~。グループで英会話を暗誦して、発表会が私の英会話試験です。これで英会話できるようになりますか?
いっそのこと「英語で外国人講師とペラペラ話せる日本人学生はいっぱい点数をあげてしまえばいいのに」と思います。
あと、英会話というか他の言語が得意な人を全く評価するシステムがないはずです。世の中英語だけではありません。スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、トルコ語、ペルシャ語、モンゴル語、韓国語、ロシア語、ポルトガル語、オランダ語などなど、いっぱいあります。
英語は世界中で話されていますが、別にどんな言語を勉強しようも、それを学生時代に評価することは必要でしょう。第2言語を覚えるのに努力したはずなんですから、英語以外は評価しないなんてあんまりです。
これも大事ですが、別に日本人は日本の経済規模が大きいから海外で就職する傾向が他国と比較すると低いからです。フィリピンだと、国内の一流企業よりもアメリカの企業に就職する人が多いようです。
確かに世界で英語を勉強をしているのに、日本の英語力は低いな~と本書を読んでいると感じてしまいます。
日常生活に英語は必要?
色々問題をあげましたが、ここで大前提を話しますね。
そもそも日本で英語が日常的に必要なのでしょうか?私が子供、学生の頃世界はグローバル化すると盛んに言われていました。日本は世界に取り残されるので英語を勉強しないと駄目だ~みたいな論調が今でもあります。
私は英会話できません。おそらくTOEICを受けても高得点なんて取れません。(高得点どころか200点取れないかも)
それでも普通に生活できています。英語ができないで困っていることはありません。もし、外国人に話しかけられても本書の表現と明るい表情で言えばなんとかなるでしょう。
まとめ
私が今の時点で必要としている英語力は海外旅行に行く程度のものです。しかも今すぐ行くわけでもありません。皆さんも今すぐ英語力が必要なのかどうか考えた方がいいでしょう。
ここにタイトル
- TOEICは英会話向上に効果薄
- 日本で英語できなくても日常生活に困っていない(私の場合)
- 英会話するなら外国人と会話しよう(オンライン英語教室)
英語を勉強する時、TOEICのみと思い込んでいた考えがなくなった良い本でした。