年間300冊読めると人に言うと、「凄いですね~」と返事されます。読書を普段しない人が「年間300冊」と聞くと驚くのは無理ありません。おまけに読書離れが進んでいるので月間で本を1冊も読まない人が増えています。
「1冊も本を読まない」…47・5% 文化庁調査で「読書離れくっきり」
(産経ニュースより)
こんなデータ見せられたら、年間100冊も大きすぎる目標になってしまいます。読書習慣がなかった頃の私も「年間300冊!?ホラ吹きが」と疑っていました。
しかし、今ではできてしまったので、年間300冊読めることに関して意見も言えます。
結論を最初に挙げると、年間300冊はそんなに凄くありません。年間300冊と言ってもその300冊の内容と読んだ後に行動したかどうかが大事です。
- 読んでも意味ないだろと行動しろよ
- 300冊大したことないじゃん?世の中もっと凄い人がいる
- 金かかるなら、300冊凄くね?
このことを中心に書きます。
実際に行動したんかい?
ビジネス本、ハウツー本、自己啓発本、健康本は非常に人気があります。そしてベストセラーにもなりやすいので、読む人が多いです。睡眠負債が人気の言葉になりましたね。
健康本に多いですが、健康になるための方法が本では紹介されています。手頃でお金がかからない、誰にもできる方法です。
簡単にできる健康法
- 特に多いのが起きたら、太陽の光を浴びましょうです。
こんなの簡単にできますよね。外に出るのに1000円払う必要がある人はいないでしょう。 - 座ってばかりいると体に悪いから1時間間隔で立ちましょう。
立つだけです。超楽勝。 - 水を飲むのは短時間に飲むのではなく、1時間感覚で少しずつ飲みましょう。
休憩ついでに飲めばいいだけ。
読んで「なるほど」と納得。これなら私にもできるぞ、と決意して結局何もやらずに鳥の鳴く声だけが聞こえるというオチです。
からす「カ~、カ~(読んだら、行動しないといかんぜ」
そのうちベストセラーの本やテレビの情報を見て、また飛びついて結局しないでの繰り返し。
行動しなさい。
読んだだけで納得するだけじゃダメなんです。
読んで満足して、本に紹介された行動を起こさない場合、いくらこの手の本を読んでも無意味です。
仕事なら、接客用語のマニュアルを配ったけれども、実際は店員がタメ口をお客さんに使うケース。結果店にクラームが殺到しました。これぐらい無意味なんです。
ハウツー本に代表される本は凄く読みやすいです。本の読む数を増やすという目的を達成するだけなら、もっともその目標を達成できるでしょう。
しかし、読んでも実行しないハウツー本なんて意味ありません。この種類の本は実際にやったかどうかが大事です。読書の数にカウントするのはどうなんだろう?と思ってしまいます。
月間300冊読む怪物
世の中には月間300冊読んでしまう人がいます。その名は佐藤優さんです。年間ではありません、月間です。年間なら300冊×12で3600冊ですね。(凄い数です。)
もちろん全部精読ではありません。速読も用いているので本を最初から最後まで読む本は月間10冊くらいとのことです。ただ、月間300冊という本の量に触れているようです。
年間300冊と月間300冊×12(年間3600冊)
まあ、数字を見ての通り300冊という数字がとても小さいですよね。ちゃんとステップを踏めば「年間300冊」もそこまで難しいことではありません。
ブログで「年間300冊」と検索すればいっぱい300冊読んであろう人がウジャウジャいます。選ばれた人間でもなんでもありません。おそらく普通の人達でしょう。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ icon=”sp001.png” name=”フタバ”] 「300冊読んだ俺、東大生より頭良くなった」 [/speech_bubble]↑読んでいい気になっていた私(まさに有頂天)
300冊読んで良い気になっていた自分が馬鹿みたいでした。まさに井の中の蛙です。
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300冊も本を読んで金持ちですね!そんなことはない
「本を買う金がいっぱいあるんですね?」言われた経験があります。別にお金なんて必要としないのが読書です。ただ読書は本を絶対に買わないと駄目だと思い込んでいる人も多いでしょう。
本を全部購入して読んでいたら、かなりの額になります。計算してみます。
本を1冊買うなら、1000円くらいかかるとしましょう。300冊×1000円ですから3000000円です。(0の桁多いな~)300冊買うとこんなに金払う必要があるのか?
凄い資金ですね。趣味に10万以上も費やすとは相当ですね。私は図書館でタダ読むですけどね。
私の読んだ本は図書館でほとんど借りています。タダです、読んで手元に置きたい本だけ買ってます。
おそらく読書に親しみのない人、やろうとしているけどイマイチできない人は本を買って読むべきだと思い込んでいるのでしょう。そんな人ほどまずは金のかからない図書館を利用することをオススメします。
図書館を利用するメリット:ダダなことに加えて他の要素も説明しています。
金はなくても簡単に本は揃えられます。あなたのやる気次第です。いくら本に投資しようが、読んで理解するか、実践しないなら無意味です。
30万円がなくても読書はできますよ。図書館利用すればいいので、年間300冊の資金なんてほぼ必要ありません。
読んだ冊数よりも理解した内容
初めて読んだ本を1冊読みます。1回読んだだけでは理解できなかったので再読したとします。再読した時も1冊の本をもう1度読んでいます。
同じ本ですが、1度目の読む方で1回、再読の度に1回で、合計2冊読んだこととしてもいいのでは?
確かに1冊なんですが、回数を重ねることにより1冊から読みとれる情報であったり、感情が深くなります。300冊読んで300の情報を理解するよりも200冊読んで400の情報を理解することも大事です。
読書に慣れると読んだ冊数を増やすことが快感になってしまう時もあります。ありますが、大事なのはいかに理解したかです。
知識が増えれば読める量も自然と増えます。
300冊読もうがさっぱり理解しないと駄目です。そして300冊の本を読める=300冊分の知識を得たということでありません。
結論:300冊の量よりも質が大事
300冊読もうとも、読んだ内容を理解していないと駄目です。そして、300冊は大した量ではないことです。図書館を利用すれば、300冊読むのにかかるお金はタダです。
いかに理解・実践したか
- ハウツー本なら実践しやすいことが書かれているので行動に移しましょう。読んだ量よりも行動に移すことが大事です。
- 量ではなく、読んだ内容を理解することが大事。
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